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プノンペンからココンへ そして調印式

 

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5月24日早朝、プノンペン市内を散策する。薄暗い中、ホテルを出ると、ムッとする暑さが肌をすぐに汗ばませて、甘酸っぱい臭いが鼻を刺激する。ホテル前の川沿いの歩道を河口に向かって暫く歩く。絢爛豪華な装飾の王宮を塀越しに右に見る。ゴミが多い街だ。ペットボトルや食べかすが路上に散乱している。想像してたよりも孤児や浮浪者が少ない。一時の東京や広島のほうが浮浪者が多そうだ。声をかけてくるのは、オートバイを改造したタクシーの運転手だけで、市民一般は外国人には慣れてないだろうが、シャイなのか視線さえ合わせない。王宮の側を多くの市民が運動目的だろう散歩をしている。川べりの公園では体操や太極拳を思い思いにグループを作って行っている。バンコクや台北ではよく見る風景である。ホテル横の路地を覗くと多くの人が溢れていた。路上の市場が展開されていた。野菜、果物、魚蟹類、肉(蛙を含む)等々、なんでもそろっている。路上にパラソルを貼って展開され、決して清潔ではないが、魚は生きたものを川から運ばれるので新鮮である。野菜等も瑞々しく新鮮そうに見える。それをバイクにいっぱい載せて帰っている市民がいる。食は豊かな国なのだろう。ポルポト時代の飢えに苦しむ国が嘘みたいである。元々、農業国で飢えを知らない国民である。随分以前にバンコクやベトナムの町で見かけた生活風景がここにはあった。

 

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午前中、国立博物館を見物に行く。はるか昔、インドシナ半島の大半を領土としていたクメール王国の繁栄ぶりを勉強する。アンコールの遺跡から持ってきて展示しているのだろう、ヒンズーと仏教文化が交じり合った独特の仏像が並んでいる。このころのクメール文化がカンボジア人にとって誇りである。

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博物館を後にして次にポルポト時代の収容所を見学する。内線の本を読んで来たが、中国に後押しされた原始的な文化大革命の悲惨な実情を目のあたりにして心を痛める。ポルポト時代の4年間の悲しい歴史(虐殺)がその後の国の発展を妨げる一番大きな要因となっている。訪問すると分かるが、国民性は穏やかで豊かな心を持った仏教徒である。しかし、ポルポト時代に医者や学者を含むすべての知識層は虐殺されている。一部は国外に逃亡して内戦後に国に戻り復興には協力をしているが、教育者の絶対数が足りないまま現在に至っている。同行している徳納忍氏によると、彼が工場労働者を募集するのに読み書き、算数の試験をするのだが、小学校低学年の問題が解けないことが普通であるため、その試験を止めたと言っている。そんなこの国の現状をプノンペンでみて、陸路プノンペンからココンへ、自動車で6時間かけて移動をした。

 

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プノンペンからココンまで、陸路5時間。漢字を使わない国なのに、途中目につくのが中国語で書かれた看板である。多くの開発プロジェクトが中国の手で行われており、その労働者も中国から送られてきているそうだ。そして、それらの労働者はそのプロジェクトが終了しても、そのままカンボジアに留まるそうである。
道中、視界にはジャングルしか無くなる。ところどころに、風通しがよさそうな家が点在する。徳納忍氏の話によると、電気が通じてない家が結構あるそうだ。夜はランプで生活をするそうである。
夜が更けて、ココンに到着、ホテルチェックイン後、疲れた体を引きずって、川べりのレストランで食事をとる。現地の協力者の森氏夫妻(奥さんはカンボジア人のサダニーさん、森さんが唯一ココンに住んでいる日本人)、サダニーさんのお父さん、他協力者も一緒した。

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5月25日早朝、森ご夫妻のご自宅を訪問して、調印式、建設について、その他の打ち合わせをした。7時前だったので、少し迷惑をかけたが、使える時間は昼までである。今やらないとできなくなると少し焦っていた。詳細まで打合せ、合意して、ホテルに戻り朝食を取り、9時過ぎ孤児院建設予定地のお寺に行く。建設予定地、お寺境内を視察する。以前に国際NGO組織が建設したHIV孤児のための建物がある。その前で痩せ細った母とハンモックに揺られている子がいた。二人はHIV患者だそうだ。しかし、部屋がいっぱいで入れないので、部屋の外で、とりあえず雨を凌げる場所で過ごしていると涙を浮かべて話をした。
11時30分から調印式が寺院内で執り行われた。
まず、広島西南ロータリークラブの林本会長から託された子供たちへのお手紙が徳納会員が披露した。通訳はサダニーさん。対して、僧侶からお返しの感謝のお言葉があった。皆、合唱してありがたく拝聴した。
「日本からの支援にとても感謝している。広島の原爆のことは知っている。カンボジアは35年前の内戦と言う悲しい歴史があった。私たちは広島からの支援に感謝して、子供たちを教育して、国造りを担える国民にしたい。本当にありがとう。」広島から訪問した三人も手を合わせて、僧侶の言葉の通訳に耳を集中させた。
その後、孤児院建設の調印を行う。広島西南ロータリクラブを代表して徳納会員、台北新東ロータリクラブの代理で岩田会員が、そしてFund for Koh kong kids 代表、建設会社代表、証人として、僧侶代表、村長がサインをした。儀式終了が12:30。急ぎチャーターミニバンに乗り込みプノンペンに向かった。ここに至るまで色々苦労があった。計画始めて1年と半年である。やっと動き出した。

 

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HIV感染者の母親、傍らのハンモックにはHIVに感染した生後1.5か月の子供がいた。最近体が弱ってきた涙を浮かべて訴えてきた。

 

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ココンから5時間をかけてなだらかな山道のカーブを車はアクセル踏みっぱなしで、爆走した。5時30分にプノンペン空港に到着して、吉野家で牛丼をおかずにビールを飲む。これから約12時間の帰路にである。お疲れ様でした。

 

 

 


 

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